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性格類型のマイナーな資料庫。中国語と英語。

ストレングスファインダー(SF)の結果を解釈 & SFで自己紹介

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス、以下SF)という資質のテストを2018年に受けた。

結果は以下の通り。

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戦略的思考力が多め

資料を参考にしつつ、この結果を解釈してみようと思う。

ちなみに各資質の記述は下で紹介する書籍やさまざまなサイトがまとめている。

 

 

上位5資質――SFコーチのプロファイリングから

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知識茂雄様による分析

まずはこれ。

私は過去に、知識茂雄@ストレングスコーチ (@s_chishiki) | Twitter様に上位5資質の分析を行っていただいたことがある。

知識様には改めて、この場をお借りして感謝申し上げます。お忙しい中、誠にありがとうございました。

 

最後の段落は総括で、資質の組み合わせの分析は上3段落。

内省+学習欲+収集心の人が多いからか、その3つはひとまとめにしていらっしゃると思った。私に特徴的なのは、その3つに目標志向と指令性という力強い印象のある資質があること。そこで、2つのうち組み合わせやすい目標志向の色が強く出た記述になっているのかもしれない。

記述の内容はそうだと思う所が多い。一見違う?と思う所はあるが、自分なりの解釈は可能。

 

今やるべきことが絞れていて、先々に日付けが入っていて、測定可能な指標のある目標ができると、モチベーションが上がり集中力が増します。

この文のみから想像されるほど私はバリバリ動く人間ではない。

しかしこれは目標志向の説明。そう考えると、私は目標志向によって怠惰を打ち破っている感じがある。

何かの検定は相性が良い。試験は日付が決まっているし、試験の級やスコアは「測定可能な指標」に当たる。級やスコアの目標に向けて自分を追い込むスタイル。

 

何かを学ぶ際は、その後どう役立てるかの目的を持っていることが多いです。

この文も一瞬違うと思った。しかしよく考えると、自分に関係の薄いと思う分野は本当に勉強する動機がない。

ここ数年で手を出した分野は大体「自分を知るため」「自分に何が起こるかを知るため」「仕事上知っていた方が得なため」である。唯一中国語だけは違う。

 

一方、自分とは本当に違うと思う箇所も。

周囲の人を巻き込みながら次々と指示を出し、動かします。

私の指令性要素はこの方向には当てはまらない。指令性は「主導権を握る」が、私は自身の主導権を握りたいだけで、集団で動く際は主導権を引き渡す方である。

ただし、集団で動いていても「自身の主導権」は気にする。また、主導権の引き渡し先がいないような場合は分析の通りにするだろう。しかし内省もあり、さほどテキパキはしていない。

私という人間を知らない中でのこの分析なので、「目標志向×指令性」からこのような解釈になるの自体は非常に納得する。このような方もいるのだろう。

 

ところで、人の気持ちに配慮しないのは指令性だけではない。目標志向もそうである。

 

この本は目標志向について、次のように書いている。

他の人たちの感情にいつも敏感あることを、この人に期待しないでください。多くの場合、人に気を配るよりも自分の仕事を終えることのほうが優先順位が高いからです。(p.211)

 

 

また、この本は目標志向について、次のように書いている。

この人に他人の気持ちをよく考えた行動はあまり期待しないほうがいいでしょう。(中略)目標に向かって邁進しているときには、この人には他人の気持ちを踏みにじる可能性があります。(p.234)

目標志向に元々そのような傾向があり、指令性がさらに強めるといった具合だろう。

自覚はある。

1人になってから「あの発言はまずかった」などと一人反省会をやることが多いのだが、人といる時は気持ちに意識を向けにくい。

 

資質の出現頻度から解釈

以下のブログを主に参考にしつつ、上位資質を解釈してみようと思う。

www.le-chat-dort.net

 

改めて、上位10資質を挙げる。

1.内省 3.学習欲 4.収集心 6.分析思考

2.目標志向 7.信念 10.責任感

5.指令性 9.最上志向

8.親密性

 

自分の特徴を考える際は、珍しい組み合わせを検討するのが良い。

というわけで、まずは指令性を軸に考えていく。

 

というのも、指令性は世界的にも国内的にも最も珍しい部類の資質なので、必然的にその組み合わせも珍しいからである。

 

指令性×他資質

「ものぐさストレングス」によると、指令性(5位)と内省(1位)が同時に上位5資質に入る率?は23位タイだという。指令性と信念も同じ。

 

指令性×内省

については、このツイートをある時見かけた。

私は指令性を上位に持ちながら、あまり優先しては使っていない。内省×学習欲×収集心×分析思考を優先する。

対面した人に指令性を使うのは、4つの戦略的思考力をフルに使って確信を得た時のみ。自分の今ある頭を使った万全の結果を基礎に指令性を使っているので、これで反論された場合悔しいという気持ちも感じない。

また、1:1で関係を持った友人にはこれで少なからぬ影響を与えてきたとも感じる。

つまり私の指令性は、恐らく指令性の記述そのものよりもテキパキした印象はない。自分の時間を取った上での発言になるので、ペースは遅い。

 

信念×内省、目標志向、指令性、分析思考

信念は良くも悪くも「利他的な正しさを譲らない、首尾一貫する」資質。

「ものぐさストレングス」によると、指令性、目標志向、分析思考、内省との組み合わせが珍しい。特に分析思考と内省は信念を補う資質とのこと。

 

そこで、信念×内省×分析思考から考える。

信念を「補う」資質である内省と分析思考だが、一人の中にそれらが同居し、かつ内省、分析思考>信念である場合は、内省と分析思考が信念のブレーキになるのではないか。

少なくとも私はそう。

 

何かを信じることは、悪く言えばその事柄について思考停止するのと同じ。

だから戦略的思考力と信念は組み合わせになりにくいのだと思う。

 

内省と分析思考は信念に対し、信じるに値するか、思考停止しても良いのかどうかと常に問いかけ、自身の信念を内省と分析思考で否定、棄却することさえある。

私は信念の棄却のために論文を書いたりした。

 

信念×指令性、信念×目標志向は解釈しやすい。

前者は価値観を守るために他者に言うべきことを言う、または他者を動かす。後者は価値観の実現を目標として行動する。

しかし、上述のように指令性も目標志向も他者の気持ちを考えないため、ややもするとただの価値観を押し付ける奴になってしまう。

やはり自身の信念に他者を巻き込むに値するのか、内省を噛ませる必要があるように感じる。

 

内省×目標志向も珍しいようだが、知識様の分析で十分なので略。

 

8~10位は特に珍しい組み合わせがなく、今のところ興味が湧かない。気が向いた時があればまた考えることとする。